未来永劫のんびりLife

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新婚旅行で余ったトラベラーズチェックの使い方について

私はもう10年以上も前に新婚旅行で地中海に行きました。そして海外でクレジットカードを使うのは怖かったので、みずほ銀行トラベラーズチェックを30万円ほど購入しました。その際に、私の夫が、下段に私の名前を全てのチェックに書くのを見ていました。

 

ギリシャから帰国して2年経った頃の話

 

・引き出しに中から余っているTCを発見
 これは本当に偶然だったのですが、引き出しの中に旅行で余ったTCを見つけました。金額を数えてみると、12万円くらいありました。これは夫には言わないでおいて自分だけで使ってしまおうという気持ちが湧いてきました。

 

それでTCを持って、みずほ銀行に勇んで乗り込んだのです。そして窓口で、「TCを現金化して欲しいんですけど。」と言いました。受付嬢は、それでは向こうで、と言って、私を別のブースに案内してくれました。

 

・下段の筆跡は自分のものではない
私は現金の12万円が手に入ったら何を買おうかと、色々と思案していました。しかしところがです。

 

TCの中段に私が名前を書いてみると、明らかに下段の筆跡とは違います。その時初めて気づいたのですが、下段にはまだ新婚だった夫が私の名前を漢字で書いていたのです。銀行の係りの人も、これでは本人確認ができないですねえ、と涼しい顔で言われて、私は失望感を抱いたまま、銀行を後にしました。

 

再度、銀行に出向いて行った話

・銀行員の友人からもらったアドバイス
私は高校時代からの友人で、銀行で勤務しているT君がいました。そして藁をもすがる思いで、彼に電話をかけて相談をしました。すると彼はいかにも簡単そうに、「夫の筆跡を練習すればいいじゃん。」と軽くアドバイスをくれました。

 

そして私は必死になって彼女が書いた私の名前を何度も練習しました。そしてかなり似せて書けるようになりましたので、「よしこれで十分だろう。」と確信を持って、再度、みずほ銀行に出向いて行きました。今度は本当に地震がありました。ところがです。

 

・またまた受け付けてもらえなかった筆跡
今度こそと勇んで出向いて行きました。そしてTCに私は練習通りに夫が書いた筆跡の上の中段に、慣れている手つきで私の名前を書きました。住民票も持っていましたので、それも見てもらいながら。

 

しかし、換金係りの人が言うには、やはり下段のものはお宅の筆跡ではありませんね、の一点張りなのです。それを繰り返すばかりで取り付く島がありませんでした。

 

■仕方なく諦めて夫に相談した話

・偶然見つけたそぶりで夫にTCを見せた
何度も銀行に行った話なんかを夫にすると、話がややこしくなると思いまして、それで偶然、引き出しの中から余ったTCが出てきたんだ、という感じで夫に12万円の相談をしました。夫は突然降って湧いた大金に大喜びです。私が初めてそれを発見した時と変わらないくらいの喜びを爆発させています。

 

そして明日の午前中にでも一緒に行こう、という話になりました。私はすでに2回も行っているので、同じ係りの行員だったら気まずいなあ、という不安感を抱きながら夫に同行しました。そして夫が下段の私の名前の上に、私の名前を記入しました。行員さんは何の疑問もなくスムーズに事は済みました。

 

そして次の行き先は家電量販店
12万円をゲットした夫は、ヤマダ電機に行って食器洗浄器を買おう、と言いだしました。こんなことになるだろうとは思っていました。

 

私の夫はゲームなんかしないから、PS3を買うとかいうような話になるわけがない。結局、その12万円はそっくりそのまま食器洗浄器になりました。

 

まとめ

余った12万円は、基本的には2人の共有財産のはずです。それを私は独り占めしようと画策しました。しかし悪い事は、そんなにスムーズには進まないものです。やはり神様が、それはお前だけのものではないのだから、勝手に使うのではなくて、夫婦で相談して使い道は考えなさい、と言っているのだと思いました。

 

その12万円もした食器洗浄器は優れもので、もう何年も経っているのですが、今でも稼働しています。